MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

気くばり・目くばり・心くばり そしてテキパキ

バレンタイン

昨年2020年は後年世界史に残る1年だと誰もが感じたと思います。さあ2021年は復活の年になるでしょうか。少なくとも私たちは自らの力で生き延び、成長発展していかなければなりませんね。

 振り返れば30年以上お菓子業界を中心に仕事をさせてもらっていますが、改めて感じるのはお菓子の業界はとてもすばらしい仕事だということです。人々の生活の中の喜びや時には悲しみにも寄り添っていく仕事にかかわるお菓子業界にわれわれの仕事は密着し、その気持ちを汲みながら、お菓子屋さんと消費者の間に身を置けることはやりがいのある仕事だと感じています。

 日本の多くの産業がそうであるようにお菓子業界も曲がり角に差し掛かっています。国内人口が減少に転じ、働き方改革の名のもとに従来までのものづくりに変化を強く求められています。我々についても同様なことが言えると思いますが、マーケットサイズが限られていること、非常に手間のかかる仕事であること、など一見デメリットに見える要素が参入障壁となり、かろうじて仕事を継続することができていると厳しく自己分析すべきだと思います。

 昨年は確かにコロナの影響を受けたのは間違いないと思いますが、現況の苦しみの根本はコロナとは関係なく、業界自身がすでに転換期を迎え、今までの延長に未来はありえないことだけは明確なのです。

 そうは言ってもお菓子業界は消滅しませんので、従来の仕事は存続します。しかし量は半減すると予測しなければなりません。冷蔵ショーケースと呼ばれる製品の中で最も手間と技術を要する洋菓子業界向けを手掛けてきた強みは今後もしっかり磨いていきたいと思います。それをベースに新たなマーケットに挑んでいかなくてはなりません。すでに手掛けているパンやコーヒー、レンタル向けの商品はどんどん進めていきます。その他においてもわれわれが持っている資源を活用・応用でき、成功の可能性が見いだせるものは柔軟に積極的にどんどん取り組んでいこうと思います。まさにアジャイル思考です。

 まず、すでに取り組み始めたパン、コーヒーのショーケースのターゲット顧客は従来とは全く変わりますし、製作方法も従来のやりかたとは大きく異なってきます。要は考え方も取り組み方も今までのやり方では通用しないので、私たち自身が過去にとらわれない変化が求められます。まさにセルフイノベーションです。しかし人間は元来変化を嫌う生物です。頭でわかっていても、自分に変化が降りかかると避けようとします。これは本能に近い反応なので、この爬虫類脳に立ち向かうには考える力を持った人間脳が試されます。

 この爬虫類脳に立ち向かうために心しておかなければならないのは「それは私の仕事ではありません」と従来の慣習にとらわれた言葉を禁句にすることです。さらに今までの経験値では解決できないことが起こることは容易に予想されます。それに対して周知を集めて解決して前進していかなければなりません。さらにこの環境の中で生産性を上げ、休日を増やしていかなければ、将来の人材確保もうまくいかないでしょう。

 本当に大変な環境の中で私たちは自らの手で自らの未来を作っていかなくてはなりません。どうぞ今まで以上に相乗効果を導き出すために「気くばり・目くばり・心くばり」に意識を向けて下さい。そしてテキパキとスピード感を持った行動が必要です。

 もう一度確認します。「気くばり・目くばり・心くばり、そしてテキパキ」「それは私の仕事ではありません、は禁句」。これらが今年のスローガンです。心して行動していきたいと思います。

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