1958年に創業された「三ッ巴菓舗」は創業当初からの看板商品「豆大福」をはじめ、素材にこだわった多種多様の和菓子で地域のお客様に愛され続けてきました。 1995年の阪神淡路大震災で倒壊したこの場所に2001年、複合商業施設「KiLaLa住吉」が再建され優先的に1階駅側へ店舗を構えることができました。
御菓子司 三ッ巴菓舗
住所:兵庫県神戸市東灘区住吉宮町4丁目4-1
電話: 078-851-6967
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜日
大学卒業後、名古屋の和菓子屋で3年、実家で10年修行の後、大阪にあるスイーツ&cafeの人気店で2年、洋菓子を学ばれました。 既存の和菓子ケースの老朽化で入れ替えを検討中、せっかく洋菓子も作れるのだから洋菓子も陳列できるショーケースにしようと考え、「ダイヤモンドカット2+1型2000mm」を導入されました。 陳列する和菓子と洋菓子の比率を考え左半分は棚を2段にし、「大福」「おはぎ」「柏餅」「団子」、右半分は1段で「ケーキ」「苺大福」「わらび餅」を陳列されました。庫内を2つの部屋に分け温度管理をしています。
通常、角型の洋生ショーケースでは天板と正面ガラスの付合せ部分にペア隠しの塗装ラインが入りますが、当社独自のダイヤモンドカットガラス加工によって、視界を遮らないすっきりとした見えがかりを実現しました。
洋菓子を教わった師匠は和と洋を融合した、和スイーツで人気の高い「和ティシエ」。 三ッ巴菓舗3代目蕗原社長はこの「和ティシエ」に憧れ、自分の代から商品に洋スイーツを取り入れ、2023年のゴールデンウィークに合わせて4月29日に商品のリニューアルオープンをされました。
ショーケースの天板上には日販商品である「ちまき」や「赤飯」「小餅」を陳列しついで買いを誘います。 上生菓子である「ねりきり」は3代目社長が名古屋での修行時代に習得した三ッ巴菓舗の看板商品の1つとなっています。お祝いの席や特別なお客様へのおもてなしにと、たくさんの方が三ッ巴菓舗を訪れます。
入口を入って右壁面に作りつけられた平台には「どら焼き」や「饅頭」、洋スイーツ「フィナンシェ」などのばら売り、上段にはそれらを詰合せたギフト商品や端午の節句ちまき入り鯉のぼりが並べられています。
看板商品である「ねりきり」も重複陳列され沢山の品種で彩られています。購入には3日前までの予約が必要です。
端午の節句には兜と鎧を纏った等身大の甲冑が飾られています。
蕗原社長は得意とする「和・洋スイーツ」をメインの冷蔵ショーケースの中に入れ、来店されるお客様にしっかりとアピールしたかったそうです。洋菓子に合った冷蔵能力できちんとした温度管理ができ、庫内を間仕切り和菓子と区別され見た目もわかりやすいと満足されていました。 今後も和ティシエ蕗原社長が展開していく、和スイーツの新商品開発から目が離せないと常連のお客様も楽しみにされています。
ショーケースの背面から見ると、洋菓子1段部の下には冷蔵ストッカーになっており商品の補充もしやすく便利です。