MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

PAOSの価値をもっと伝えよう

焼菓子

8月28・29日に当社の代理店であるH社さんで小さな展示会が行なわれました。お菓子専門店を取り巻く環境は、人手不足、材料原価アップ、世に言う働き方改革などで、ここ最近はかなり厳しくなっています(最高益を上げているのは大企業だけで、われわれ中小企業にとってはお菓子業界に限らず、直面している現状がありますよね)。だからといって、「いずれ景気が上向くまでじっと待つ」姿勢でいたら、淘汰の波に飲まれてしまうのは想像に難くありません。やはりお客様に対して新たな動きをしなければ勝ち残れない、いや生き残れないといったほうがいいでしょう。

では私たちはそれに対してどのようなお役立ちをしなくてはいけないのでしょうか。われわれの使命は高品質のショーケースを通じてお客様の売場を活性化して、商売繁盛をサポートしていくことです。おいしいケーキや焼菓子の作り方はわかりませんが、おいしく出来上がったお菓子を、さらにおいしそうに価値を高めて売場に展開することができます。

ケーキ屋さんの経営をより安定させていくには、生ケーキで集客して、デコレーションケーキでお客さんとの絆を深くし、収益率の高い焼菓子の売上と売上比率を伸ばしていくことが必須です。焼菓子の売上を上げるにはクッキーを1枚ずつ売ることも大切ですが、やはり「ギフト」の形態でまとめてお買い上げいただくことが欠かせません。しかし人様に差し上げるギフトとして選ばれることは簡単ではありません。品質・おいしさに対する安心感、レベルの高い接客、価値が伝わるパッケージ、そして格調ある商品陳列。これらがすべて備わって初めてギフトとして選ばれるのです。だからデパ地下にある店舗が選ばれることが多いのです。しかしナショナルブランドの弱点は「どこでも買えてしまう」ためにオリジナル性に欠ける点です。そういう意味ではオーナーシェフのお店はまさに「この店でしか買えないもの」ばかりです。しかしこちらの弱点は、特に店内やショーケースのディスプレイに費やす時間が確保できないために、商品そのものはおいしくて価値があるものでも、それにふさわしい商品陳列が思い通りにできないためにお客様にその価値が伝わりにくいということです。だから今まで数時間かかっていた陳列作業を、もっと短い時間で高い完成度で行なうことができ、そしてその作業を頻度高く気軽に行なうためには、前方向から作業のできるパワーアシストオープンシステムがものすごく大きな力を持つのです。

冒頭の展示会では、敢えて10人程度の少人数のお客様に向け、じっくり1時間ほどの時間をかけて、このようなギフトの売上向上に関するお話をさせてもらいました。「もし前方から作業できたら、やりやすくて楽しくディスプレイできませんか?」と正面ガラスを持ち上げて見せたら、何人かのお客様から歓声にも似た声が上がるのです。すでに開発から3年余りが過ぎていますが、まだまだご存じない方がたくさんいるのです。

私たちの製品は忙しい販売員さんの楽しみとモチベーションを引き出し、同時に時短も実現していけるすばらしい機能をもっているのです。そしてそれはお客様の商売繁盛に間違いなく貢献できるのです。しかしまだそれを知る人は少ないという現実。だから私たちは、この価値をもっともっと熱く真剣に伝えていかなくてはならないと思うのです。われわれの作り出す商品に自信と誇りをもって魂をこめた仕事をしていきましょう。

 

 

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