MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

黒田監督・原監督

ゴール

 先日の全国高校サッカー選手権は青森山田高校が優勝しました。この大会は高等学校の日本一をトーナメント方式で決めるものですが、これとは別に日本サッカー協会が主催するU-18プレミアリーグという大会があります。地域クラブの18歳以下のチーム(Jリーグ所属クラブのU-18チームがほとんど)と強豪高校で構成されています。東日本と西日本リーグがあり、各12チームが4月から12月まで2回戦総当たりの22試合を行ない、最後に東西の1位同士が優勝戦を行なうというもので、まさにこの世代の実力日本一を決める大会です。ここでも青森山田は優勝を勝ち取っています。

 青森山田サッカー部を昨年度まで28年間に渡って率いたのは黒田剛監督でした。今年度のシーズンから町田ゼルビアの監督に就任し、1年目でJ2優勝に導いた凄腕の指導者です。来シーズンはいよいよJ1に挑戦です。どんな活躍をするのか今から楽しみです。

 数年前になりますが、この黒田監督とお話をさせていただく機会に恵まれました。私の所属する中小企業の経営者の勉強会に講師としておいでいただいたのですが、勉強会終了後の懇親会で隣の席に座らせてもらい、黒田さんのサッカーに対する取り組み方や指導方法をいろいろと聞かせていただきました。

 「普通に考えると、Jリーグを戦うトップチームを持つクラブのU-18チームのほうが、高校という単独の組織より強くなるように思うのですが、なぜ黒田先生は彼らより強いチームがつくれるのですか?」という私の質問に対して監督の答えは以下のような内容でした。「我々はサッカーの練習もやらなくてはならないが、その前に高校生としての勉強も決められた目標レベルをクリアしなければならないから、その指導もする。勉強とサッカーを両立させるには礼儀をはじめ規律正しい生活習慣を身につけなければならないから、これもしっかり指導する。正しい生活習慣、学生としての勉強を身につけて初めてサッカーというチームスポーツが強くなる、という考えのもとで青森山田は勉強、サッカーを含む生活全体を指導するので、ここぞという時に実力を出し切れる本当の強さを備えた選手・チームを育てることができると思うのです。」

 お正月恒例の箱根駅伝は駒澤大学優勢の前評判を覆し、青山学院大学がダントツの強さで優勝しました。

 原監督の優勝インタビューが印象的でした。「数十人いる部員の中で箱根を走れるのは10名のみ。選手それぞれの実力に大きな差は無い。選手起用を決める基準は当日のコンディションは当然として、それにも増して普段の寮生活での習慣が重要。例えば外出時には玄関にある名札を裏返しにし、帰寮したら元に戻すというルールがあるが、こういう細かいことを常日頃からきちんと行動できる選手は苦しいレース展開でも実力を発揮できる強さを持っている。こういうところが実はとても大切なのです。」という内容でした。

 黒田監督、原監督、そして理念と経営誌で取り上げる野村監督の指導には共通した大切なものを感じます。スポーツにしても仕事にしても、高いパフォーマンスを発揮するには普段からのよき習慣は必須条件なのです。  今年は「全員での協力体制」をテーマとし、目くばり・気くばり・心くばりを行動指針を全員で実践していきましょう。

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