MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

隔離生活で感じること

不覚にもコロナに感染してしまいました。
6月11日から発熱してしまい、13日に発熱外来を受診し、抗原検査でコロナが確定し、私の身柄は保健所管理になってしまいました。
自宅療養も可能なようですが、宿泊療養を申請して、14日からホテルで完全隔離状態にて生活していました。
自宅からホテルまでの専用タクシー代、ホテルの宿泊費、一日3回の食事代。
これら全部税金ですからね。会社のみなさんにも、国家や都にも迷惑をかけていますよね。
みなさん、大変申し訳御座いませんでした。

しかしこの疫病対策のために地元クリニック、保健所、区、東京都の組織連携はところどころ細かい不備はあるものの、その仕組を作り、多くの人がそれに従ってしっかり動き切るのはすごい組織力だなあと感じてます。

ですが改めて感じるのは、この20年で社会環境が本当に大きく変化したことです。
パソコンとwifi環境さえあれば、ほぼ支障なく仕事ができます。見たい映画もほぼ鑑賞可能です。在宅勤務やワーケーションが普及してきたのも納得がいくというものです。
Nグループは社員の半数の勤務地を自宅として、会社に出社する場合を出張扱いにするという報道がありました。
決まった時間に決まった場所で仕事をするという昭和・平成型の働き方から令和型への転換が進んでいるような事例です。
私のような昭和型が染みついた人間からすると令和型に転換するのにどのくらいの時間がかかるのだろうと心配になります。

さて私たちの携わる仕事はどのように変化していくのでしょうか。
当社の製造するショーケースを使用する業界は「生きるための食品」を販売するものではありません。
「生活を豊かにする」ための食品を主に取り扱うみなさんです。
食べ物はそれ自体が持つ実際のおいしさの重要性は当然として、買う時のドキドキ感を「前味」、食べた後の満足感の「後味」も味わいの価値の範囲とすれば、ショーケースが存在する店舗空間の必要性が消滅することは無いと思います。
その需要がある限り、また新たな需要形態を作り出していけば、私たちの仕事はすぐには無くなりません。
店舗の立地やお客様の意向を知るためには「現場」に出向いて肌感覚でそれをキャッチしなくてはなりません。
一部の設計業務は在宅が可能かもしれませんが、実際の製品づくりが始まれば、工場という共通の空間で現物を見ながら相談確認を重ねて、よりよい工夫をしていくことは不可欠です。
設置作業やアフターサービスは現場でしかできません。

ホテル生活の当初は部屋でパソコンに向き合っていると、静かでいいなあと感じます。
しかししばらく続くとかえって効率が低下していく感じがしてきます。
言葉を発するというアウトプットが圧倒的に少なくなるのです。集中力が散漫になっていきます。
意思疎通もオンラインだけでは不十分であり、それがストレスとして感じられます。そのストレスは不安感とか疎外感にも通じる感じがします。
ちょっと飛躍するかもしれませんが、その感覚は無差別殺人の動機にも通じるかも、という感じすらしてきます。
人間の生き物としての本能にプログラムされている3大欲求は、生命維持や種族保存のため「食欲」「性欲」そして3つ目は「集団欲」であることが思い出されます。
人間は組織や集団を形成しなければ生きていけないという大原則です。

そうすると私たちの仕事の多くの部分は「昭和平成」型を大切に進化させていかなければならないのですね。
これは古いスタイルではなく、人間社会の不変のひとつの型であり、それに「令和」型を融合させた自分たちのスタイルを確立しなくてはいけないようです。新たな働き方改革に挑戦していきましょう。

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