MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

それは本当に正しいか?と問う力

 舞浜にあるテーマパークに行ったことがありますか?ほとんどの人が1度は訪れたことがあるのではないかと思います。園内をキャラクターたちが巡るパレードがありますが、始まる直前に園内にステキな声でアナウンスされる「Ladies and Gentlemen. Boys and Girls!」というあいさつが無くなってしまったそうです。

 またアメリカでは「Merry Christmas!」という言葉もご法度になっているそうです。

 LGBTという言葉を聞いたことがありますか?L(レズ)、G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、T(トランスジェンダー)という性的マイノリティの総称です。

 性的少数派からすれば「Ladies and Gentlemen」という呼びかけは「私たちを無視している」という差別になり、「Merry Christmas!」はキリスト教のお祭りなので、それ以外の宗教信者にとっては強要に値する、ということになるそうです。今ではそれぞれ「Hello everyone!」「Happy holidays!」という表現に置き換わっているそうです。

 歴史においては現代における差別がその時代の常識であったことも多々あるでしょう。しかし現代において「平等」は基本であり、「差別」は許されるべきではないというのは共通の常識だと思います。その流れとして、一種憧れの響きを持っていた「スチュワーデス」という言葉は「キャビンアテンダント」という無味乾燥なもの(個人的な見解です)に置き換わり、白衣の天使と言われた「看護婦さん」は「看護師」となって久しい感じがします。このあたりは「そうだよね、このほうが配慮を感じられるよね」とみなさんが納得できるのではないかと思います。

 それが度を越してくると逆の違和感が出てきます。記憶に新しいところでは、昨年の東京オリンピックの実行委員長であった元総理大臣の「女性が参加する会議は長い」という発言です。発言の中に確かにこの意味の文言は含まれていましたが、話の全体の意図を汲み取れば「女性蔑視」より「女性リスペクト」は明らかです。しかしマスコミは発言を巧みに切り取り、女性差別だと世間を誘導し、実行委員長を辞任に追い込みました。

 また東京大会では元男性の女性選手がウエイトリフティングのニュージーランド代表として競技に参加しました。試技はすべて失敗し「記録無し」で大会を終えましたが、この選手がメダリストとなったら世界はどのように反応したでしょうか。男性ホルモン値のみで性別を決めることが平等なのでしょうか。この選手が出場したことで、出場権を逃した女性アスリートはどのように感じているのか聞いてみたくなります。ちなみにフランスでは女性のラグビー競技に元男性の女性の参加が認められたそうです。相手のタックルをもろともせず突進しているそうです。もう訳がわかりません。

 「差別反対」「平等」「人権」「環境保護」「安全」など「対コロナ」を含めて、いわゆる「正義」を前面に掲げるものに対して企業も対応を求められることになります。今は大企業が注目され、その対応により、賛美されたり、逆に不買運動を起こされたりしていますが、それは私たち中小企業も例外でなくなる日が近いと思います。

 何が正しくて、何がおかしいのか、社会の風潮に合わせるだけではなく、それぞれに対して自分たちはどのように考え取り組んでいるのかという意志をしっかり持たないといけないと感じます。

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