MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

リーダーシップとは

バトン

 先月はみなさんにリーダーシップについて考えていただきました。理念と経営誌の中では「周りの人に勇気と希望を与える人」と定義されていましたが、これをどのように理解していくかがとても大切な気がします。

 一般的に「リーダーシップ」というと、組織上で人の上に立つ立場の人が目標達成に向けてチームメンバーに適切な指示命令を出すことをイメージされる場合が多いような気がします。これも間違いなくリーダーシップの理解のひとつだと思いますが、チームを構成するメンバーにリーダーシップが不要かと言えば、決してそんなことはありません。

みなさんからの回答の中から、すごく心に残るものがありましたので、ここでその要約を紹介していきたいと思います。

・リーダーシップの評価というのは最終的に「周囲の人が一緒に動いてくれるかどうか」「周囲の人からこの人なら信用してもらえるかどうか」が答えになると思います。

・ひとつひとつのやりとりを相手に理解してもらい、中途半端な対応や雑な扱いをせず、しっかりと丁寧な関係性を積み上げていくことで信用が生まれ、信じるに値するリーダーという評価が生まれてくる気がします。

・「何も考えずに言われたとおりにやっただけの結果」と「何のためにするのか、その後どういうことをしていきたいのかを想定して行った結果」とでは、同じことをするにしても全く異なる出来になることがあり、後工程の人や依頼した人の評価も大きく変わってきます。

・次工程の人、依頼者の意図を考慮するひと手間や気遣いを加える行動が、仕事のできる人か言われたことをやるだけの人かどうかで、プロとしての評価、印象、信用度に差が出るような気がします。

 なかなかすごい解釈だと感じて何度も読み返しました。

 お客様の要望、できれば潜在的希望をも掘り起こし、それを実現するためのショーケースや売場づくりを提案し、その1台1台異なる仕様を間違いなく設計製造し完成させることは並大抵のことではありません。ひとりの担当者がすべてを一貫して行えば間違いは無くなるかもしれませんが、私たちの仕事はその一連の流れをたすきリレーで、チームプレーで行なっていきます。そこで受け渡されていくものは図面だけでなく「なぜそのような仕様に決めたのかという『思い』」や「それを実現化する手段の共通理解」を正しく伝達されていかねばなりません。

 それを正しく伝えていくには「図面どおりに作るだけ」ではうまくいかず「お客様が意図するところ」まで考え理解する必要があります。それが理解できていれば、自分の担当範囲での「ひと手間」「気遣い」(目くばり・気くばり・心くばり)ができるようになり、結果それが高品質につながっていきます。

 前工程の人のそのような「ひと手間」や「気遣い」を感じることができたならば、プロとしての誇りや心温まるものとともに「自分もいい仕事をしよう!」といった勇気や「もっといいものを提供しよう!」という希望が湧いてくるのではないでしょうか。

 意図を汲み取るべくしっかり考え、それを実現化するべく行動することがよきリーダーシップにつながります。

 リーダーシップとは部下を持つ人だけが必要なものではありません。一人一人が自分自身をよりよき仕事の成果とよりよき人生を作り上げように導く力といえると思います。これは先月お伝えした仕事観・人生観にもつながると思います。思いのこもった仕事はよい人生をつくりあげるはずです。

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