MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

縁を生かし現実に挑む

花束

 当社のMくんとSさんがが5月1日に結婚され、晴れて夫婦になりました。いやあ、本当におめでとうございます。パチパチ。

当社の一番のベテラン社員のIさんによると社内結婚は5組目だそうです。おめでたい話はいつ耳にしてもいいですね。末永く助け合っていい家庭を築いてくださいね。

M君は平成22年、Sさんは平成27年の入社で、両名とも新卒採用での入社です。平成19年にわが社が初めて学卒採用にチャレンジしてから、3期生と8期生ということになり、おそらくあっという間の10年目、5年目を迎えているのではないでしょうか。

 改めて新卒採用活動を思い返すと、出会いの奇遇を強く感じます。われわれの中で「絶対にダイヤ冷ケースに入りたい!」と強い希望を持って新卒にせよ中途にせよ就職活動に臨んできた人はいないのではないかと思います。

就活する大学生は学校の就職課で推薦やアドバイスを受けたり、リクナビやマイナビに登録して、就職先企業をリサーチして活動しているなか、たまたま舞い込んできていたスカウトメールをクリックしたら、会社説明会の案内があり、たまたまスケジュールが空いていたので、とりあえず聞きに行ったら、工場見学に誘われ、たまたまスケジュールが空いていたので、行って見てみたらおもしろそうかもとほんの少しだけ思ったので、面接希望の欄にチェックを入れておいたら、すっかり忘れていたのに面接の連絡が来てしまい、スケジュールを見たらたまたま空いていたので、これも面接の練習くらいにはなるだろうと受けてみたら、なぜか内定通知が来てしまい、他の内定をもらった会社よりなんとなくほんわかしている感じだし、就活もだんだんめんどくさくなってきたし、このなんやら冷ケースという会社でいいかと思って当社に就職した、かどうかはまったくわかりませんが、ひょっとしたらそんな感じ?

一方、会社の採用チームは入社してまだ日の浅いメンバーが中心となって、それまであまりやったことのない人前で自社や自分の仕事の内容をプレゼンする練習から始まり、学生さんを工場に迎えるにはどうしたらいいかをみんなで考え、どんなポイントに注目するかを確認し合い、どの学生さんに面接に来てもらうかの選抜会議で討議をするにも、その判断基準に戸惑い、結局「どの人と一緒に働きたいか」と想像しながら意見交換し、写真付きの自己紹介書を希望職種別に机の上に並べて、この人がいいとかダメとか言いながら内定者を絞り込んでいきました。

そして通知書を送り、ドキドキしながら入社意志確認の電話をしたのでしたね。

もしも学生だったWさんが会社説明会の朝にお腹が痛くなって来ていなかったら。

もしも選抜会議の結論が何かの気まぐれな理由で違うものになっていたら。

二人の出会いもなく、今回の新夫婦は誕生していなかったでしょう。実に奇遇というか「縁」を感じずにはいられません。

私たちひとりひとりは、時として他の人の運命を大きく左右してしまうほどの大きな影響力を発することがあります。それに対して驚きと畏怖のようなものを感じます。そしてそこに大きな「責任」の存在をも感じます。

W夫婦が数十年後に「ダイヤ冷ケースで出会うことができて、仕事することができて、本当によかったね」と語りあえるようように、もっともっとよい会社づくりをしていかなければと感じます。

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